FP2級の午後実技問題はパターン化されている!効率的に勉強して合格しよう
FP2級の試験は、午前学科試験、午後実技試験の2部構成で実施されます。
実技試験と言われると、なんだか難しそうというイメージを持ってしまいますが、「実技」と言ってもペーパーテストです。
FP3級の試験を受験している人は、分かっていますよね。
FP2級になっても、試験構成は変わりません。
FP3級と比べると難しくはなっていることは確かです。
計算させられることが多い問題が多くなってくるのです。
自分が解答を導き出した計算値を使用して、次の問題を解いていくという問題形式が多いので、最初に計算を間違えると後の問題も間違えてしまうという、ちょっと慎重に行わないといけない問題が多いのですよね。
そう、気を遣う問題が多いのです。
そんな計算問題が多く出題される、午後の実技試験の勉強方法をご紹介します。
午前の学科試験対策はこちらを参照してください。
テキストと問題集を用意する
いきなり勉強と言っても、テキストと問題集がないと進められません。
ネットでかき集めれば、対策が打てるかもしれませんが、それでは効率が悪すぎます。
最低、テキストと問題集は用意しましょう。
おすすめの、テキスト、問題集はこのサイトでもご紹介していますので参考にしてください。
午後の実技試験については、試験種類が5つあります。
用意する問題集も間違えないようにしましょう。
どの試験をまだ決めていない方は、以下を参考にして決めてくださいね。
さて、あなたが受ける試験種類を決めて、テキスト、問題集が用意できたら勉強スタートです。
効率的に進めていきましょう。
午前の学科と午後の実技はどちらから勉強するか
FP2級の試験は午前学科と午後実技と分かれています。
どちらから勉強を開始したほうが良いかとよく聞かれるのですが、私は午前学科から勉強を開始したほうが良いと考えています。
午前学科と午前実技の難易度を比べると、午前学科のほうが難しいと思います。
6分野からまんべんなく出題され、問題も多種多様。
まずは、午前の学科試験である程度合格圏に届いてから午後の実技試験の勉強に取り組んだ方が精神的にも楽になるかと思います。
午後実技試験の効率的な勉強方法
それでは、午後の実技試験勉強方法をご紹介します。
FP試験を受験する方は社会人が多いです。
仕事で忙しい社会人が、時間を確保して勉強するのですから、限られた時間の中で効率的に勉強することが求められます。
ここでは、午前の学科試験の勉強を終えている前提で進めますね。
午前学科試験対策でもご紹介しましたが、問題集を間違えが無くなるまでやりこむことが大切になります。
そのマインドは忘れないでくださいね。
- 参考書を読み込む
- 過去問を確認する
- 問題集を解く
- 問題集で間違えたところを参考書で確認する
- 問題集で間違えが無くなるまで解く
- 過去問を解く
こんな感じで進めていけば大丈夫です。
参考書を読み込む
こちらは午前の学科試験対策が完了していれば、行わなくて良いです。
参考書の内容が、どこに何が書かれているのかが分かれば問題ないです。
熟読する必要もない。
初めて参考書を読む方は、FP2級はこういうことが問われるのだなと確認しながら読んでください。
過去問を確認する
午後実技試験対策として、まずは過去問を確認しておきましょう。
ここでは解かなくても良いです。
どのような問題が出るのかを、確認してください。
FP3級とは内容が違うと思いますよ。
過去問は各試験団体のホームページでダウンロードできます。
最後に仕上げとして解きますので、ダウンロードしておきましょう。
FP協会
試験問題・模範解答 | 日本FP協会
きんざい
試験問題 | 一般社団法人 金融財政事情研究会
模範解答 | 一般社団法人 金融財政事情研究会
問題集を解く、確認して解きまくる
参考書、過去問を確認出来たら、実際用意した問題集を解いていきます。
最初は、解けないと思いますが、それでも良いのです。
問題集の回答の解説を確認して、参考書で間違えたところを確認してください。
問題集を2周、3週と解いていくうちに、間違えるところが少なくなってきます。
3週といても間違えているところは、あなたが苦手なところです。
そこを中心に、参考書を確認してみてください。
最終的には、苦手なところも解けるように、解き方を覚えてくださいね。
過去問を解く
最後に、過去問を解きます。
過去問を解いても合格圏(6割)に届いてない場合は、問題集のやりこみが足らないと思います。
問題集でほとんど間違えがないレベルになっていれば、過去問もほぼ間違えるところがないぐらいに解けていると思います。
古い過去問は、問題集に載っていると思いますので、最新の過去問を解くことをお勧めします。
最新の過去問は、問題集に載っていない、分析されていない問題なので、ちょっと毛色の違う問題が出ていたりします。
その問題で、合格圏に届いていれば、だいぶ実力がついている証です。
問題は慎重に解いていこう
問題集、過去問を解いていくと、問題の出題のされ方がパターン化されているのに気付いたと思います。
出題される問題のパターンを覚えて、解き方をマスターしてしまえば、特に恐れることがないのも午後実技試験の特徴です。
ただ、問題は慎重に解いていく必要があります。
あなたが計算した計算値を後の問題にも使用するからです。
例を見てみましょう。
この問題は、2018年9月9日の個人資産相談で出題されたものです。
このパターンも良く出される問題です。
解いた計算値をのちの計算に使用しますので、最初の計算を間違ってしまうと、すべて間違って、この設問を落とすことになってしまいます。
そうなると、合格圏に届かないということにもなってしまいますので、計算問題は慎重に解いていきましょう。
まとめ
FP2級合格するために一番の近道は、用意した問題集を間違えが無くなるまで、解けるようにしておくことです。
試験問題より、問題集の問題のほうが難しかったということも良くあります。
試験日から逆算して、どれくらい勉強すればよいのか計画して臨みましょう。
勉強時間はある程度の確保が必要です。
最後までやりきれなかったとならないように計画的に進めてください。