FPの国家資格と民間資格って何？FP技能士、AFP、CFPを理解しよう

ファイナンシャルプランナーを調べてみると、FP技能士、AFP、CFP・・・と何やらいっぱい資格がありそうな気がしますよね。

実際、どれを取得すれば良いのか分からなくなると思います。

FPの資格というと、大きく分けて国家資格と民間資格に分かれるのです。

国家資格が「FP技能士」、民間資格が「AFP、CFP」と言われるものです。

今回は、ちょっと複雑なFP資格について説明しますね。

国家資格の名称独占資格と業務独占資格

まず初めに、国家資格の「名称独占資格」と「業務独占資格」について、説明します。

国家資格には、上記のように大きく分けて2種類の資格が存在するのです。

「名称独占資格」については、業務そのものを行うには資格は必要ないものです。

ただし、資格取得者のみがその資格を名乗ることができると言われるものです。

調理師、保育士などが該当します。

一方、「業務独占資格」ですが、法律上その資格を有したものだけが許可されている資格となります。

弁護士、医師、公認会計士、建築士などが該当します。

FPは「名称独占資格」に該当しますので、「私、ファイナンシャルプランナーをやっています」と言うのは資格を取得していなくても問題ありません。

ただ、「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることは、資格を取得していないといけないのです。

国家資格のFP技能士

FPには国家資格と民間資格があると説明しまいたが、ここでは国家資格について説明します。

FPの国家資格の正式名称は、「ファイナンシャル・プランニング技能士」です。

FPの国家資格には1級、2級、3級までのレベルで区別され、1級を取得するのが一番難しい資格となります。

1級から3級まで資格がありますので、正しく表示するには等級を記載しないとなりません。

「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」とかね。

国家資格のFP技能士は、一度資格を取得すると更新の必要はありません。

有効期限もありませんので、合格しすればずっと名乗れるという資格なのです。

民間資格のAFP、CFP

FPの民間資格としてAFPとCFPが存在します。

AFP、CFPの民間資格は日本ファイナンシャルプランナー協会が認定している資格となります。

AFPの上位資格がCFPなので、CFPの取得は難易度が高くなります。

難易度的には、AFPが2級FP技能士と同等で、CFPは1級FP技能士と同等になります。

民間資格のAFP、CFPは有効期限があり、期間中に単位の取得が必須となります。

そのため、継続的に勉強することが必要になり、最新の状況を勉強したいという方に向いている資格ということになります。

国家資格と民間資格はどちらを目指すべきか

FPについては、国家資格と民間資格があることを説明しましたが、それではどちらを取るのがおすすめかというと、国家資格のFP技能士をまずは目指すべきです。

FP技能士の資格を取得すれば、有効期限もなく一生資格取得者となれます。

仕事にも家庭にも役立つ資格を取りたい場合は、2級FP技能士を目指すのがおすすめです。

資格を活かして就職、転職を目指すなら2級FP技能士は取っておきたい資格ですね。

継続的に勉強したいのであれば民間資格にチャレンジ

民間資格の特徴は、継続的な勉強が必要ということ。

有効期限がありますので、継続して勉強し、単位を取得していかないといけません。

人間は、勉強をしないと忘れてしまう生き物です。

国家資格だけだと、FPに関りがある仕事についていれば知識が薄れることがありませんが、関係ない仕事の人は資格のために勉強したことをどんどん忘れてしまうのです。

そうならないためにも、継続しての勉強が必要になるんですね。

国家資格に合格して、民間資格も取得できれば、継続して知識を最新の状況にしておくことが可能となります。

仕事やあなた自身の生活に役立てたいという方には、おすすめの資格になります。

まとめ

FPの国家資格と民間資格についてまとめました。

一番のおすすめコースは、国家資格を取得し、それに対応した民間資格で知識をブラッシュアップしていくことです。

常に最新の金融の情報を仕入れておけば、世の中の動きにも敏感になれます。

まずは、2級FP技能士を取得し、次にAFPを取得するするのが私のおすすめですよ。