FP2級試験の難易度はどのくらい?合格率からみて本当に簡単なのか
FP2級試験の受験を検討しているあなたにとっては、難易度は気になるところですよね。
資格の難易度をはかるものと言えば、1つの目安としては合格率があります。
FP2級はFP3級の試験より断然難易度が高くなるのは当たり前ですが、いったいどのくらい難易度が上がるのでしょうか。
FP2級の合格率からみて、独学で合格するのが難しいのか解説したいと思います。
FPの登竜門のFP3級の合格率はどのくらいか
まず最初は、誰でも受験ができるFP3級の合格率を見てみましょう。
FPは2つの試験団体があり、どちらも合格率を公表しています。
1つにまとめた合格率は出ていませんので、受験者数が多い「きんざい」で合格率を割り出します。
午後の実技試験は、受験者数が多い「個人資産相談業務」です。
FP3級合格率(2018年9月)
・学科 ・・・ 61.64%
・実技 ・・・ 51.46%
こうみると学科、実技合わせると50%以上の合格率ということが分かりますね。
難易度は易しい方と言えると思います。
FP2級の合格率
次にFP2級の合格率を見てみます。
FP2級もFP3級と合わせるため、受験者数の多いきんざいの合格率です。
午後の実技試験も同じく「個人資産相談業務」です。
FP2級合格率(2018年9月)
・学科 ・・・ 21.45%
・実技 ・・・ 20.45%
学科、実技合わせると20%あたりの合格率ということが言えます。
学科、実技も試験回によって、合格率が異なりますので、大体の平均は以下の通りです。
・学科 ・・・ 約23%
・実技 ・・・ 約35%
FP3級からはかなり合格率が低くなっていることが分かりますね。
FP2級は実際は難易度が高い?
単純にFP3級とFP2級の合格率を比べましたが、FP2級はFP3級と受験者層が異なります。
FP2級を受験するには、受験条件があるんですね。
FP2級は、FP3級合格者かFPの実務経験者もしくは民間資格のAFP認定研修修了者です。
誰でも受けられるFP3級とは異なり、ある程度FPの知識がある人が受験しています。
ほとんどの方がFP3級を合格した方になると思いますので、FP3級と同じ感覚で受験すると痛い目を見る羽目になってしまうのです。
FP3級より合格率が下がるのは、やはり問題の出し方が異なる点です。
FP3級の学科試験は、〇✖もしくは3択から選択でしたが、FP2級試験は4択からの選択となります。
回答の選択数が変わるだけで、難易度がグッと上がるのです。
2択、3択であれば、感でもあたりそうな気がしてしまいますよね。
午後の実技試験は、計算させる問題が多くなります。
1問中に、計算過程を問われるものが出てきますので、最初に計算を間違えるとそのあとの問題も間違えてしまいますので、慎重さが必要となってくるのです。
まとめ
FP2級試験については、合格率は20%ぐらいなので、他の国家資格と比べると普通レベルの試験と言えそうです。
ちゃんと勉強すれば、合格できる資格であることは間違いないです。
決して難しい資格試験ではありませんよ。
せっかくFP3級を取得したのであれば、その知識を深堀して身につけて、ぜひFP2級の試験にチャレンジしていただきたいですね。